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小児歯科|昭島市 大西歯科医院

小児歯科

子供の虫歯予防にはフッ素塗布が最も効果的です

大西歯科医院では、お子様が嫌がる場合は、最初から無理な治療はいたしません。

まずは、歯医者さんの雰囲気に慣れていただくために、最初は歯磨き練習などからはじめていきます。本人が慣れ、やる気が出てきたら少しずつステップアップして治療を進めてまいります。保護者の方にもお子様のそばにいていただき、実際の診療の様子を見ていただいています。

また、虫歯の治療のみでなく、虫歯の予防のために定期的なフッ素塗布シーラントなどもおこなっております。

保護者の方に、まず覚えておいていただきたい子供の虫歯予防の常識

むし歯を悪化させるので控えた方が良い食べ物3つ

(1)食べ終わるまでに時間のかかるもの

棒付きキャンディや吸うタイプのアイスは食べ終わるのに時間がかかります。
その間、口の中のpHは酸性に傾いたままで、歯はどんどん溶け出してしまいます。
1日に何度も食べると、歯の再石灰化を邪魔し、どんどんむし歯の進行が進んでしまいます。

(2)歯にくっつきやすいもの

アメ、ハイチュー、チョコレート、グミ、ソフトキャンディ、クッキーやスナック菓子など、歯にくっつきやすいものは避けましょう。食べ終わった後、長く口の中に残りやすいためです。逆にサッと口の中から消えるような、アイスやゼリーなどは比較的影響は少ないとされています。また、ガムやキャラメルなど、粘着性が強いお菓子は、詰め物が取れる原因になるので気をつけましょう。

(3)乳酸飲料やジュース

甘い飲み物もむし歯を悪化させるので、気をつけましょう。喉が渇くたびにスポーツ飲料、甘いジュースなどを飲むのは、むし歯だけでなく糖尿病の心配もありオススメできません。水分補給は水やお茶にして、ジュースも100%ストレート果汁のものをおやつの一貫として、時間を決めて1日1回のお楽しみとしましょう。

健康な歯をつくるために「子どもに身につけさせたい4つの習慣」

(1)おやつの時間は30分以内で

テレビを見ながら、ダラダラと食べたり、甘い飲み物を飲み続けるのはやめましょう。
口の中が酸性に傾き、歯が再石灰化する暇がなく、どんどん溶けてしまいます。
メリハリのあるおやつ習慣を身につけさせましょう。
食べ始めに時計を見ながら「○時までに食べ終わろうね」とお約束しましょう。
目安として30分くらいでおやつタイムは終了するとよいでしょう。

(2)3度の食事をきちんと摂る

次の食事を十分に食べられるように、食事の2時間前にはおやつを食べないようにしましょう。ぐずるたびにダラダラとおやつを与えるのも、ご飯が食べられなくなる原因に。
食べ物で気分をまぎらわせるのではなく、外で遊ぶ、散歩するといった工夫を親子で身につけましょう。

(3)寝る前の歯みがきを習慣づける

毎日の仕上げ磨きを徹底しましょう。寝ている間は唾液が減り、むし歯になりやすいです。子どもがママに毎日仕上げ磨きしてもらううちに、「歯みがきしないとなんだか気持ち悪い」と感じるようになれば、しめたものです。きっと寝る前の歯みがき習慣は大人になっても続けることができるでしょう。子どもの成長に合わせて、歯ブラシだけでなく、フロスやフッ化物配合のジェルや歯磨き粉を利用して、むし歯を予防することも教えてあげましょう。

(4)数ヶ月に1度は歯医者さんでメンテナンスを

子どものむし歯は進行が早く、小さなむし歯のうちに発見することが大切です。何でもないときから定期的に歯医者さんで検診を受け、お家では見つけにくい、歯と歯の間のむし歯などをきちんと診てもらいましょう。小さな頃から検診で歯医者に通うことで、大きくなっても定期検診でお口をキレイに保つ習慣が自然に身につきます。

赤ちゃんの虫歯予防

虫歯は主に「ミュータンス菌」という細菌による感染症であることがわかってきました。ところが、生まれたばかりの赤ちゃんの口には、「ミュータンス菌」は存在しません。

実は、歯が生え始める1歳~2歳半ば頃をピークに、お母さんをはじめ周囲の大人の口から、「唾液」をとおして感染してしまうのです。そのため3歳ぐらいまでは感染の機会をなるべく少なくすることが重要です。もし、お母さんが「ミュータンス菌」をたくさんもっていて、親子で同じスプーンやお箸を使って離乳食を与えてしまうと、「唾液」をとおして感染し、虫歯になりやすい子供になってしまいます。また、ご両親に治療していない虫歯があるとさらに「ミュータンス菌」の感染リスクが高まりますので、早めの治療をおすすめします。

海外の研究では、お母さんの口の中を綺麗にすることにより、お子さんの虫歯の数が減ったと言う報告もあります。歯を綺麗にするためには定期的にPMTCを受け、日常の歯磨きでは取れないバイオフィルムを取り除き、「ミュータンス菌」のすみかを減らすことが大切です。

乳歯の虫歯

乳歯の虫歯乳歯の虫歯は進行が早く、かなり進行していても痛みを感じないのが特徴です。同時に何本も虫歯になるので、気が付いたら虫歯がいっぱいできていた、ということもあります。

むし歯が進行し、神経に達すると大人の場合は何日もつらい痛みが続くことが多いです。
しかし、子供の場合は大人と違い、進行がとても早いので一晩で神経が死んでしまうこともあります。神経が死ぬと、当然痛みもなくなりますから、あんなに痛がっていたはずなのに、翌日には子供は「治った」と親に報告するのです。

神経が死んだ歯はもろく、欠けやすくなりますし、いずれ根の先や顎の中に膿がたまり、下にある永久歯に非常に重大な影響を与えてしまいます。

お母さんが、毎日お子様の口の中をよく見て歯磨きをすることは、むし歯の早期発見にとても大事なことです。お忙しい毎日とは思いますが、一日一回でもいいので、小学校の低学年までは、じっくりと仕上げの歯磨きをしてあげてくださいね。

永久歯の虫歯

はえたばかりの永久歯(幼若永久歯)は弱く、いったん虫歯になるとあっという間に進行します。

特に6歳臼歯は気づかないうちに虫歯になっている場合もあり、注意が必要です。

フッ素塗布

虫歯になりにくいように、歯の質を強化する方法です。歯のクリーニングの後に、歯ブラシで歯に塗りこんでいきます。甘い味なのでお子様に好評です。

開始時期は1歳半(上下の歯が4本ずつ生えてきたころ)から小学生の間におこなうと効果があります。

フッ素塗布後30分はうがい・飲食はできません。

年に3~4回行うと効果があります。

シーラント

5~6才の頃、奥歯に生えてくる最初の大人の歯である6歳臼歯は咬む面の溝がとても深く、物がつまりやすいために虫歯になってしまうことがとても多いのです。

生え初めの時期にシーラント(フッ素を徐々に放出するセメントです)で溝を埋めておけば虫歯を未然に防ぐことが出来ます。シーラントは歯を全く削る必要がないので、お子様の負担もとても少ない方法です。

ただし、永久的な材料ではないので定期的にチェックして、はがれてきた場合は詰めなおす必要があります。

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